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味のある、おじさんになる。

しもね、です。

 

27才になりました。

ハッピーバースデートゥーミー。

 

会社の人からはおじさん認定されました。

「まあ、いいでしょう」(笑)。

 

ただ、諦めからの「おじさん」ではなく、

前向きな意味での「おじさん」になっていきたいものです。

 

日曜日は少し用事があり、いつもは行かない方面にお出かけしました。

帰り道につけ麺でも食べようかなと思って、飯田橋で下車したところ、

パッとお蕎麦屋さんが目に入ってきました。

 

中年サラリーマンのおじさんたちがご機嫌でお店から

出てくるのを見て、

あー、俺も入りてぇ

と思った次第です。

 

元々は目当てのつけ麺屋さんがあったものですから、

一度は下調べをしていたお店付近ををグルグル歩き回り、

 

「麺か!?蕎麦か!?」

 

自問自答した結果、最初に惚れた「お蕎麦」ちゃんにゴーしました。

 

蕎麦処 尾張屋 飯田橋店 

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神田に本店のある老舗のお蕎麦屋さんから

飯田橋にのれん分けしたお店みたいです。

http://www.kibati-kai.net/02kamei/kameiten/owariya/index.html

 

それで、頼んだのがこちら。

 

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天ざる。

 

うまし。

 

普通だが、美味い。

 

注文を取ってくれたおじさん、

不愛想だったわ~。

 

でも、ああいうおじさん、嫌いじゃない(笑)。

マジ、江戸っ子。

 

私は、自宅が練馬区で、行動範囲と言えば、

池袋と会社のある赤坂ぐらい。

 

いつもと違う方面に行ってみて気付いたのだが、

東京都心部といっても、神田や飯田橋あたりの

むかーしからそこに住んでらっしゃる方々は

街並みも人の趣も全然違うってこと。

 

お蕎麦を一人でズルズルしていて、

ふと思い出したのは亡き父のこと。

 

父が亡くなってあと一か月と少しで3年になるが、

父との東京での思い出と言えば、神田だ。

 

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ANDY(エンディー)というスナック・パブ。

父が定期的に仕事で東京に来る用事があって、

いつも夜にこのお店で晩酌していた。

 

その頃、僕はまだ司法書士を目指しているニート

(これまだ言ってなかったね)、息抜きにと

父がお店に何回か連れてってくれた。

 

東京の街を闊歩する父が僕は好きだった。

風格漂う「おじさん」で、好奇心に溢れる「少年」で、

よっぽど僕より格好良かった。

 

エンディーでは、父より少し年上の「ママ」さんと

父より少し男前の「マスター」と、

飲み、話し、たまに歌った。

 

素敵な夫婦だった。

少しうちの父と母と似ている。

だから、自然と落ち着けた。

 

なんで、お蕎麦屋さんから

父や神田のスナックの話につながっていったのだろう。

 

それは、僕が思う「味のあるおじさん(大人)

たちを辿っていったということだ。

 

彼らに共通することはなんだろう。

僕が思ったのは、

心の居場所を作ってくれる人たち

 

味のあるおじさんたちって「余裕がある」。

それはお金だけじゃなくて、精神的なものからきてる気がする。

 

それぞれに自分の仕事や生き方に対して矜持(きょうじ)

みたいなものは持っているのだけれど、

それと同じぐらい他人に対して寛容でかつ、

高い水準のものを求める。

 

「お前はそんなものでいいのか?」

「君は何がしたい?」

「そうか、やれるだけやってみろ」と。

 

妥協は許さないが、本人の意思を尊重してくれる。

なぜ、尊重出来るかと言えば、

多くの物事の見方、価値、趣をがあることを知っていて、

人の生き方に干渉するような野暮なことはしないからだと思う。

 

もちろん、会社組織など目線を一つに

向かわせていかざるを得ない場合もある。

 

ただ、分かりやすい定規を振りかざして、

人や物事をカテゴライズするだけの

おじさんにはなりたくないなって思う。

 

数少ない定規しか持っていない人は、

それを持ち出すしかないのだけれど、

定規をいっぱい持っていたり、

丸いボールの容器をおっきなものから小さなもの、

かたいものからやわらかいものまで持っていたら、

人生はどれだけ豊かになるのだろう。

 

その豊富さが他人に対しての度量となり、

「君にはこのやわらかいヤーツがいんじゃね?」

とその人のための「心の居場所」を作ってくれるのだと思う。

 

まずは自分で定規を見つけたり、測ってみたり、

楽しそうな容器を見つけてみたりして、

味のある、おじさんになる準備を進めていかなくちゃね。

 

それでは。

 

しもね